昨年のサンパウロ州のGDP伸び率は0.4%増加(2021年3月4日付けヴァロール紙)

昨日3日ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2020年はCOVID-19パンデミックで世界的な経済リセッションの影響を受けて、ブラジルの国内総生産(GDP)伸び率は、過去3番目の最悪となるマイナス4.1%を記録、1990年のコロールプラン以降では最悪のGDP伸び率を記録している。

一方4日,サンパウロ州政府のジョアン・ドリア州知事は、2020年のサンパウロ州のGDP伸び率は0.2%増加したと強調、ブラジルのGDP伸び率のマイナス4.1%と大きな対比となっている。

ドリア州知事は、昨年のサンパウロ州のGDP伸び率が0.4%増加した要因として、ドリア州知事の就任直後の2019年1月から始まったサンパウロ州公社の民営化で、サンパウロ証券取引所(B3)で4件のコンソーシアム入札を実施している。

またサンパウロ州政府財務・企画局のエンリケ・メイレーレス局長は、2019年初めから開始したサンパウロ州内のインフラ整備部門や投資部門の活性化は、COVID-19パンデミック期間中もオンライン会議で継続していたと説明している。

昨年のサンパウロ州のGDP伸び率0.4%増加を牽引したのは、サンパウロ州経済の77.0%を占めるサービス部門並びにテクノロジー部門が1.8%増加、特に金融サービス、建設、その他の情報技術サービス部門。一方農畜産部門はマイナス1.7%、工業部門はマイナス2.9%であった。

 

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