今年3月の企業経営者の景況感は減速(2021年3月10日付けヴァロール紙)

全国工業連盟(CNI)の調査によると、2021年3月の企業経営者の景況感指数(ICEI)は、1か月前の59.5ポイントから5.1ポイント減少の54.4ポイントに減速したが、分岐点の50ポイントを上回っている。

今年5回目の相次ぐジーゼル燃料費の値上げ、ペトロブラス石油公社のロベルト・カステロ・ブランコ最高経営責任者(CEO)の解任、感染力の強いCOVID-19の変異種株出現、外出自粛要請を無視した集団行動並びにワクチン接種の遅れなどの要因で、COVID-19パンデミックが猛威対応の全国的な赤レベルの全面外出自粛規制再開などの要因で、企業経営者の景況感が急速に悪化している。

今年3月の企業経営者の景況感指数(ICEI)が5.1ポイントの減少幅は、2018年の6月の5月下旬から11日間継続したトラック運転手の国道封鎖抗議デモ、2020年4月のCOVID-19パンデミックに次ぐ過去3番目の減少幅を記録していると全国工業連盟(CNI)経済分析担当のMarcelo Azevedoマネージャーは指摘している。

また企業経営者の現状コンディション指数は、先月の53.2ポイントから4.3ポイント減少の48.9ポイントを分岐点の50ポイントを下回り、現状の経済状況に悲観的になっている。

企業経営者の今後6か月後の景況感見通し指数は、前月の62.6ポイントから5.4ポイント減少の57.2ポイントと以前よりも楽観的な見方が減少している。

 

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