今年1月のスーパーマーケットの売上は、前年同月比12.0%増加(2021年3月11日付けヴァロール紙)

ブラジルスーパーマーケット協会(Abras)の発表によると、2021年1月のスーパーマーケット業界の売上は前年同月比12.0%と二桁増加を記録した一方で、前月比では二桁減少のマイナス18.45%と大幅に落ち込んでいる。

しかし今年2月のスーパーマーケット業界の売上は、COVID-19パンデミックによる各地方自治体の要請によるカーニバル行事の中止、一般家庭の外食取止めて内食の増加に伴って、1月よりも落込むとブラジルスーパーマーケット協会(Abras)のMarcio Milan副会長は説明している。

今年1月のスーパーマーケット業界の売上がマイナス18.45%を記録した要因として、昨年12月の売上はクリスマス商戦が牽引して大幅に増加していた。昨年1年間のスーパーマーケット業界の売上は前年比12.0%の二桁増加を記録している。

またブラジルスーパーマーケット協会(Abras)の調査では、今年1月のスーパーマーケットの35品目から構成される基本バスケット価格は前月比0.22%増加の636.40レアル、この基本バスケットには、トイレットペーパー、米、モッツァレラチーズ、ミルク並びに漂白剤などが含まれている。

今年1月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は0.26%増加、特に食料品のインフレ指数は1.0%増加を記録して牽引、今年1月の過去12か月間の食料品は24.4%と大幅に上昇している。

今年のイースター期間のスーパーの売上はCOVID-19パンデミックの影響を大きく受けた前年同期比では二桁増加の10.0%~15.0%増加をMarcio Milan副会長は見込んでいる。

今年2月のスーパーマーケットの販売商品価格は、レアル通貨に対する大幅なドル高の為替並びにインフレコスト増加で上昇は避けられないが、チョコレートのイースター・エッグ価格は前年比11.0%、イースターに欠かせない干し鱈は15.6%、国産ワインは10.3%、輸入ワインは15.3%とそれぞれ二桁の値上げりが予想されている。

 

 

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