ブラジル建設材料工業協会(Abramat)並びにジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の共同調査によると、2021年2月のインフレ指数を差引いた建材部門の実質販売は、前年同月比8.6%増加を記録している。
しかし今年初め2か月間の建材部門の実質販売は、前年同期比12.8%と二桁台の伸び率を記録、前月比ではマイナス1.4%を記録、今年の建材部門伸び率は4.0%が予想されている。
しかし今年の建材部門の販売は、COVID-19ワクチン接種の加速が不可欠であり、また国会で審議が大幅に遅れている行政改革や税制改革の早期の着手が今年の経済成長を大きく左右するとブラジル建設材料工業協会(Abramat)のRodrigo Navarro会長は指摘している。
今年2月の1平方メートル当たりの平均建設コストは、1月の1,301.84レアルから1,319.18レアルに上昇、そのうち建材コストは748.58レアル、人件コストは570.60レアルであった。
また今年初め2か月間の建材コストは5.38%増加、人件コストは0.80%増加、2月の過去12か月間の建材コストは22.18%と二桁増加、人件コストは3.28%増加に留まっている。