最終フォーカスレポートは今年のインフレ指数を4.60%に上方修正(2021年3月15日付けヴァロール紙)

15日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2021年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を、前回予想の3.98%から一挙に4.60%に上方修正している。 1か月前のIPCA指数予想は3.62%、2022年のIPCA指数は3.50%を予想している。

先週、ブラジル地理統計院(IBGE)は、今年2月のIPCA指数は2日月として2016年以降で最高となる0.86%を記録、今年2月の過去12か月間のIPCA指数は5.20%を記録している。

また中銀の最終フォーカスレポートでは、2023年のIPCA指数を3.25%、2024年のIPCA指数を前回同様に3.25%に据え置いている。

中銀は、今年のIPCA指数の中央目標値は3.75%、2022年は3.50%、2023年は3.25%にそれぞれ設定、また2021年のIPCA指数の許容範囲は±1.50%に相当する最低2.25%、最高5.25%に設定している。2022年は最低2.00%、最高5.00%に設定している

今年のGDP伸び率は、前回予想の3.26%から3.23%と若干下方修正している。また今年末の政策誘導金利(Selic)を前回予想の4.00%から4.50%に上方修正、2022年のSelic金利は5.50%、223年は6.00%に修正している。

中銀の次回の今月16日及び17日に開催される通貨政策委員会(Copom)では、大半のエコノミストがSelic金利の引き上げを予想している。

ブロードキャストプロジェクションの52金融機関対象の調査によると、54金融機関は、現在の2.00%のSelic金利の0.50%の引上げを予想、3金融機関は0.25%の引上げを予想、1金融機関は0.75%の引上げを予想している。また2021年末のSelic金利の平均予想は4.50%、最低は3.00%、最高は6.00%を予想している。

今年のGDP伸び率を前回予想の3.26%から3.23%に下方修正、1か月前のGDP伸び率予想は3.43%であった。また2022年のGDP伸び率は前回予想オン2.48%から2.39%に下方修正している。

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