国庫庁の発表によると、2021年2月の歳入総額は、前年同月比4.3%増加の1,277億4,700万レアルに達し、2月としては統計を取り始めた2000年初めからでは最高の月間記録を達成している。
しかし今年2月の歳入総額は、前月比マイナス29.72%と大幅な落ち込みを記録、ブロードキャストプロジェクションの調査では、今年2月の歳入総額の最低予想は990億レアル、最高予想は1,290億レアル、平均予想は1,247億レアルであった。
今年2月の国庫庁の歳入の内訳では、法人税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)による歳入総額は、前年同月比40.35%増加に相当する50億レアル増加が牽引していた。
また今年2月の貿易関連の歳入は、前年同月比82.94%と大幅増加、今年初め2か月間の国庫庁のインフレ指数を差引いた実質累計歳入総額は、前年同期比0.81%増加の3,079億6,800万レアルを記録している。
今年初め2か月間の連邦政府による免税総額は、148億7,700万レアルに達し、COVID-19パンデミックの影響を受ける前の昨年同期の135億3,300万レアルを13億レアル以上上回っている。
今年2月に国会で承認されたPEC Emergencialパーケージ(緊急憲法補足法案)には、今後8年間でGDPの2.0%に相当する補助金や免税などの徐々の削減が含まれている。