12日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の4.81%から4.85%に上方修正、1か月前の予想は4.60%であった。
2020年12月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は1.35%に達し、12月としては2002年以降で最高のインフレ指数を記録、2020年のIPCA指数は、食料品価格の上昇が牽引して4.52%を記録、2019年のIPCA指数4.31%を0.21%上回っていた。2022年のIPCA指数は前回予想の3.52%から3.53%と若干上方修正したが、1か月前の予想は3.50%であった。
中銀は、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の中央目標値を3.75%、また2021年のIPCA指数の許容範囲は±1.50%に相当する最低2.25%、最高5.25%に設定している。
2022年のIPCA指数の中央目標値は3.50%、2022年は最低2.00%、最高5.00%に設定している。2023年の中央目標値は3.25%、最低1.75%、最高4.75%が設定されている。
今年の政策導入金利(Selic)は、前回予想の5.00%から5.25%に上方修正。今年3月中旬に中銀は、6年ぶりにSelic金利を引上げを実施、過去最低であったSelic金利2.00%を一挙に0.75%引上げの2.75%に決定していた。また2022年末のSelic金利は、前回予想の6.00%に据え置いている。
一方今年の国内総生産GDP伸び率は、前回予想の3.17%から3.08%と6回連続での下方修正した一方で、2022年のGDP伸び率は、前回同様2.33%に据え置いている。