映画、シリーズ、ゲーム、歴史や科学など「ギーク」や「ナード」を対象とした最大のマルチメディアプラットフォーム'Jovem Nerd' 社は、2002年にAlexandre Ottoni氏とDeive Pazos氏が共同で設立した。
14日マガジン・ルイザ社は、オタク分野のJovem Nerd社の買収を発表したが、買収金額などの詳細は発表していない。同社は今回のJovem Nerd社の買収で、COVID-19パンデミックの逆風にも関わらず、2020年初めから15ヶ月間で17社の企業買収で果敢にポートフォーリオ拡大を狙っている。
COVID-19パンデミック拡大の影響で、大半の企業は事業縮小や投資の先送りを行っているにも関わらず、マガジン・ルイザ社は、流れに逆行するように昨年初めから果敢に企業買収を進めている。
マガジン・ルイザ社は、今年だけでも今回のJovem Nerd社をはじめモードや美容関連のSteal the Look社、スーパーマーケット向けEコマースソルーションのVip Commerce社、トランチンス州並びにゴイアス州を中心としたデリバリーアプリのTô no Lucro 社、パラナ州で起業のデリバリーサービスのGrand Chef社並びに購買推奨のSmart Hint社を傘下に収めている。
また同社では2020年の1年間だけで多岐に亘る分野の11社の企業買収でポートフォーリオを拡大、広報関連テクノロジーのInLoco Media社、ファイナンス関連Hub Fintech社、書籍関連のEstante Virtual社を傘下に収めていた。
マガジン・ルイザ社による多岐に亘る買収案件は、同社の従来の事業関連のラインよりもはるかに多岐に亘る製品のオファーが可能となり、小売販売市場のマーケット拡大戦略に繋がり、実店舗や電子商取引だけでなく、他のサービスや金融向けのソリューションを備えた「スーパーアプリ」になることを目指している。
Jovem Nerd社のYouTubeのチャンネルには550万人以上のチャンネル登録者があり、プログラムはすでにサービスの10億回の再生回数を超えている。さらに、Jovem Nerd社は主要なソーシャルネットワークにも存在し、Instagramで130万人以上、Twitterで約300万人のフォロワーがいる。
2019年、NerdCastはブラジルで最初のインターネットを通じて配信された音声や動画を、iPodやiPhoneなどのモバイルデバイスに保存して視聴できるサービスのポッドキャスト、世界で3番目のポッドキャスト、ダウンロード数が10億回を超えている。