19日中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の4.85%から4.92%に上方修正している。1か月前の予想は4.71%であった。
中銀は、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の中央目標値を3.75%、また2021年のIPCA指数の許容範囲は±1.50%に相当する最低2.25%、最高5.25%に設定している。
2022年のIPCA指数の中央目標値は3.50%、2022年は最低2.00%、最高5.00%に設定している。2023年の中央目標値は3.25%、最低1.75%、最高4.75%が設定されている。また2022年のIPCA指数は、前回予想の3.53%から3.60%に上方修正、1か月前の予想は3.51%であった。
2020年のIPCA指数は、食料品の値上げが牽引して中央目標値の4.00%を上回る4.52%に達したにも関わらず、許容範囲には収まったが、2016年以降では最大のインフレ指数となっている。
今年のGDP伸び率は前回予想の3.08%から3.04%に下方修正、1か月前の予想の3.22%から大幅に下方修正されている。また2022年のGDP伸び率は、前回予想の2.33%から2.34%に微増、1か月前の予想は2.39%であった。
今年の鉱工業部門のGDP伸び率は前回予想の5.39%から5.06%、1か月前の予想は5.10%であった。また2022年の鉱工業部門のGDP伸び率は、前回予想の2.49%から2.15%と大幅に下方修正、1か月前の予想は2.48%であった。
今回のフォーカスレポートによると、今年の連邦政府の債務残高は、GDP比64.60%と1ヶ月前のGDP比64.69%から若干減少予想、2022年の債務残高は、前回予想のGDP比66.40%から66.20%に若干減少したが、1か月前の予想はGDP比66.00%であった。