今年3月のクレジット部門は1.1%増加(2021年4月23日付けヴァロール紙)

2021年3月のクレジット部門のクレジット残高は1.1%増加をブラジル銀行連盟(Febraban)は見込んでいる。昨年7月~今年3月は9ヶ月間連続でクレジット残高は増加を記録しているが、今年1年間のクレジット部門伸び率は、16.1%増加から14.2%増加に減速すると見込まれている。

COVID-19向けワクチン接種の遅れなどによるパンデミック拡大、大半の州政府が採用を余儀なくされたCOVID-19パンデミック対応の外出自粛や必需品以外の営業や企業活動の自粛要請にも関わらず、今年3月のクレジット部門の1.1%増加予想は、予想外の好結果になるとブラジル銀行連盟(Febraban)のRubens Sardenberg取締役は指摘している。

今年3月のクレジット部門はCOVID-19パンデミック拡大で、クレジット部門は悪影響を受けると予想されていたが、多くの産業部門の大企業が運転資金確保のために、クレジット部門の予想を上回る増加が予想されている。

今年3月の個人向けクレジット伸び率は前月比1.2%増加、今年の個人向けクレジット部門伸び率は、前回予想の22.9%から16.8%増加に減速すると予想されている。

今年のクレジット部門伸び率の下方修正の要因として、クレジット先が自由に選択できる今年3月の自由クレジット部門伸び率は1.8%増加、今年は前回予想の22.5%から13.5%に下方修正、3月の法人向けクレジット伸び率は僅か0.1%微増が見込まれている。

今年3月の個人向けクレジット部門伸び率は、政策誘導金利(Selic)が2.75%に留まって非常に低い低金利で推移して、住宅購入向けクレジットが牽引して前月比1.1%増加を記録している。

 

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