中銀フォーカスレポートは今年のインフレ指数を5.01%に上方修正(2021年4月26日付けヴァロール紙)

中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の4.92%から5.01%に上方修正、1か月前の予想は4.81%。一方2022年のIPCA指数は、前回予想の3.60%から3.51%に下方修正している。

中銀は、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の中央目標値を3.75%、また2021年のIPCA指数の許容範囲は±1.50%に相当する最低2.25%、最高5.25%に設定している。

2022年のIPCA指数の中央目標値は3.50%、2022年は最低2.00%、最高5.00%に設定している。2023年の中央目標値は3.25%、最低1.75%、最高4.75%が設定されている。

2020年のIPCA指数は、食料品の値上げが牽引して4.52%と連邦政府の中央目標値である4.00%を上回り、2016年以降では最高のインフレ指数を記録したが、連邦政府の許容範囲には収まっていた。

また今年末の政策導入金利(Selic)は、前回予想の5.25%から5.50%に上方修正、今年3月に中銀はSelic金利を2.00%から2.75%と約6年ぶりに金利引き上げを行った。また2022年のSelic金利は前回予想の6.00%から6.13%に引き上げている。

最終フォーカスレポートは、今年のGDP伸び率を前回予想の3.04%から3.09%微調整した一方で、2022年のGDP伸び率は前回同様2.34%に据え置いている。

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