全国工業連盟(CNI)の調査によると、2021年3月のブラジルの製造業部門生産は、前月比3.4ポイント増加の50.5ポイントに達し、分岐点の50ポイントを3ヶ月ぶりに上回り、回復傾向を示している。
また今年3月の製造業部門の設備稼働率は68ポイントに達し、3月としては2014年3月に記録した71ポイントに次ぐ設備稼働率に回復している。
今年4月の国内需要、輸出、原材料購買、雇用は前月比でそれぞれ増加を記録しているとCNI経済分析担当のMarcelo Azevedoマネージャーは説明している。
昨年7月以降はこれらのインディケーターはそれぞれ分岐点の50ポイントを上回っており、多くの製造業部門の企業経営者は今後の回復に対して楽観的な見方をしている。