2021年3月の国庫庁によるブラジル国債の発行総額は、33億9,200万レアル、一方ブラジル国債の償還総額は41億レアル、償還総額が国債発行総額を7億850万レアル上回り、4か月連続で支出が上回った。
今年3月のブラジル国債の償還総額41億レアルの内訳では、満期による満額償還総額が21億7,600万レアル、償還期間が異なるブラジル国債の買戻しが26億7,600万レアルであった。
今年3月のブラジル国債発行の内訳は、インフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)連動国債の発行は全体の40.7%を占めた。政策誘導金利(Selic) 連動国債の発行は35.3%を占めていた。
今年3月の国庫庁によるブラジル国債発行の償還期間が5年~10年国債は、全体の46.6%を占め、償還期間が1年~5年国債は38.15%、償還期間が10年以上の長期国債は、全体の15.4%であった。
3月の投資家向け証券売買オペレーション総数は、45万5,054件に達しており、そのうち5,000レアル迄の小口取引件数は、全体の81.8%に達しており、平均取引金額は7,454レアルであった。
国庫庁の発表によると、3月の証券取引プログラム残高は、前月比0.1%減少の628億3,000万レアルに留まった一方で、前年同月比では、7.5%と大幅に増加している。
今年3月のブラジル国債購入プログラムであるTesouro Diretoプログラムに新規登録したのは39万394人、同プログラムの登録者総数は1,028万5,781人で過去12か月間で57.9%増加、ブラジル国債への投資家総数は過去12か月間で21.9%増加の147万9,805人に達している。