ブラジルの製造業部門の生産回復、僅か2.75%の政策誘導金利Selic、レアル通貨に対する高止まりするドルの為替並びにアジア市場の機械・装置需要の拡大に伴って、工作機械最大手ROMI社の今年第1四半期の機械・装置受注は堅調に推移している。
ROMI社の今年第1四半期の機械・装置受注残高は、前年同期比118.0%の4億820万レアルに達している。ROMI社の事業別の受注では、ブラジル国内市場を管轄するMáquinas Romi社の今年第1四半期の機械・装置受注は150%増加の2億1920万レアルであった。
またヨーロッパやアジア市場を管轄するBurkhardt+Weber社 (BW)の受注は、165%増加の5350万レアル、ブラジル国内の大手企業向け部品製造の鋳物関連会社の受注は、70%増加の1億3540万レアルであった。
Romi社グループの今年第1四半期の受注残高は、前年同期比85.5%増加の7億840万レアル、鋳物関連会社は農業市場部門、商業用自動車部門並びに建設業部門が重機部門以外に堅調に受注を伸ばしている。