ブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)の発表によると、2021年4月のマナウスフリーゾーンの二輪車生産台数は、前月比2.8%微増の12万2,200台に留まる。
また今年初め4か月間の二輪車の累積生産台数は、前年同期比では二桁増加の20.2%増加の35万9,600台を記録したが、昨年4月はCOVID-19パンデミックの直撃の影響で、マナウスフリーゾーンの二輪車メーカーは、自治体の要請による操業停止の影響で僅か1,679台の生産台数に留まっていた経緯があった。
昨年11月並びに12月の二輪車生産は、正常時の操業に復帰したにも拘らず、今年1月及び2月上半期はCOVID-19パンデミック拡大で、マナウスフィル-ゾーンは最悪の状態に陥っていたとブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)のMarcos Fermanian会長は説明している。
しかし2021年3月のマナウスフリーゾーンの二輪車生産は、前年同月比22.1%増加の12万5,500台、前月比では116.4%増加、COVID-19パンデミック前の2019年の水準に近づいてきている。2019年初め4か月間の二輪車の累計生産台数は36万8,000台であった。
ブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)では、2021年の二輪車生産台数を106万台を予想。COVID-19ワクチン接種が順調に進んで、新たな感染拡大が発生しなければ、今年の二輪車の生産台数の上方修正の可能性をMarcos Fermanian会長は示唆している。
今年4月の二輪車の新車登録台数は、前月比52.0%増加の9万4,600台に達したが、昨年4月はCOVID-19パンデミックの影響で、新車登録機関の閉鎖で僅か2万8,200台に留まっていた。今年初め4か月間の二輪車の累計新車登録台数は、前年同期比9.1%増加の30万100台であった。