ラテンアメリカ最大級の電力エネルギー会社であるブラジル中央電力公社(Eletrobras)の2021年第1四半期の純益は、前年同期比31.0%増加の16億900万レアルを記録している。
今年第1四半期のEletrobras電力公社の純営業収益は、前四半期比8.0%増加の82億レアル、税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、前年同四半期比30.0%増加の49億3,800万レアルであった。
今年第1四半期のEletrobras電力公社の純益が前年同期比31.0%増加の16億900万レアルを記録した要因として、2020年7月からの定期的料金調整による電力エネルギー送電部門のポジティブインパクトを受けていた。
義務的返済クレジットの金利修正のための司法引当金用の4億3,600万レアルを含む偶発的事故対応の準備引当金用の9億3,200万レアルがなければ、同社の今年第1四半期の決算貸借表は更によくなっていた。
今年第1四半期の電力エネルギー送電部門の経常営業収益は、前年同四半期の30億4,300万レアルの25.0%増加に相当する38億100万レアルを記録している。