今年4月は12万人の正規雇用創出(2021年5月26日付けエスタード紙)

就労・失業者管理センター(Caged)の統計を基にした経済省の発表によると、2021年4月の労働手帳に記載される正規雇用は、3月の17万7,352人に続いて12万935人を記録している。

今年4月の新規正規雇用総数は138万1,000人に対して、解雇総数は126万人を記録した一方で、昨年4月はCOVID-19パンデミック対応の外出自粛や必需品以外の営業自粛、製造業生産部門のプトロコール採用などの影響で、解雇者総数が雇用総数を96万3,703人に上回る最悪記録であった。

ブロードキャストプロジェクションによると、今年4月の正規雇用の平均予想は16万1,440人、最高予想は22万人、最低予想は僅か4万人であった。

今年初め4か月間の累積正規雇用総数は95万7,889人増加に対して、昨年同期は、解雇者総数が雇用総数を76万3,232人上回っていた経緯があった。

COVID-19パンデミックの第1波で120万人の雇用が失われたが、昨年7月以降の正規雇用は、創出は220万人に達しており、昨年9月~12月迄の4か月間で約100万人の雇用創出、今年初め4か月間にも約100万人の雇用創出と昨年7月以降は毎月着実に雇用増加を記録しているとパウロ・ゲーデス経済相は強調している。

COVID-19パンデミックの第2波の影響で、今年4月のCOVID-19の感染者の死亡者数はピークに達し、社会的なマイナスのインパクトを与えたが、ソーシャルディスタンス保持やコロナワクチン接種拡大で、正規雇用創出は順調に推移している。

多くのブラジル人へのワクチン接種の拡大と一連の構造改革承認の必要性を強調。連邦政府は継続してCOVID-19対応のワクチン購入及び接種で安全な労働環境を創り出しているとパウロ・ゲーデス経済相は説明している。

今年4月28日から連邦政府による雇用並びに所得メンテナンス向け緊急ベネフィット(BEm)プログラムの再導入で、291万6,000人の労働者が恩恵を受ける。

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