今年4月の中央政府の財政プライマリー収支は165億レアルの黒字計上(2021年5月27日付けエスタード紙)

2021年4月の中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府のインフラ指数を差引いた実質財政プライマリー収支は、164億9,200万レアルの黒字を記録、3月の21億100万レアルの黒字収支の約8倍に増加している。

今年4月の中央政府の財政プライマリー収支黒字164億9,200万レアルは、2014年4月に記録した234億3,600万レアルに次ぐ黒字幅を記録している。COVID-19パンデミックの影響が直撃した昨年4月の財政プライマリー収支は、930億100万レアルの大幅赤字を計上していた。

ブロードキャストプロジェクションが19金融機関を対象にした調査では、今年4月の中央政府の財政プライマリーの平均予想値は、85億レアルの黒字であったが、最低予想は、188億レアルの赤字から最高予想は178億レアルの黒字であった。

今年初め4か月間の累計財政プライマリーは、410億200万レアルの黒字を計上して2012年以降では最高の黒字を計上、一方昨年初め4か月間の累計財政プライマリーは、958億5,700万レアルの大幅赤字を計上していた。

今年4月の国庫庁の歳入総額は前年同月比52.2%増加、今年初め4か月間では16.6%増加、一方今年4月の歳出総額は前年同月比34.4%減少、今年初め4か月間では12.2%減少している。

今年4月の過去12か月間の中央政府の財政プライマリーは、GDP比7.9%に相当する6,460億レアルの大幅赤字を計上、財務省の今年の中央政府の許容財政プライマリーは、2471億1,800万レアルに設定されている。

 

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