5月に新車販売は前月比7.0%増加の17万6,200台に回復(2021年6月1日付けヴァロール紙)

2021年5月のトラックやバスを含む新車販売は、前月比7.0%増加の17万6,200台を記録して回復傾向を示しているが、COVID-19パンデミックの直撃を受けた昨年5月は、過去28年間で最低の販売台数を記録していたために、今年5月は3倍以上に増加している。

今年初め5か月間の累計新車販売台数は、新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足による各自動車メーカーは生産調整を余儀なくされた影響で、前年同期比僅か0.27%増加の84万800台に留まっている。

今年6月の新車生産は、特に世界的な半導体供給問題が足かせとなっているために、減産による新車販売の減少を余儀なくされると自動車業界関係者は予測している。

ワーゲン社は、半導体供給不足の影響でサンパウロ州タウバテ工場並びにパラナ州サン・ジョゼ・ドス・ピンニャエス工場の生産ラインの従業員に対して、10日間の集団休暇を与える。

またGeneral Motors社は、サンパウロ州サン・カエタ―ノ・ド・スール工場並びに南大河州グラヴァタイ工場での新車生産を6週間に亘って停止するが、グラヴァタイ工場は、今年4月から操業停止を余儀なくされている。

日産も自動車向け半導体の供給不足で、リオ・デ・ジャネイロ州レゼンデ工場の新車生産を5日間に亘って操業停止を発表している。

今年5月の新車販売トップは、フィアット社のArgo車で販売台数は、1万900台で初めてベストセラーカーを獲得、2位はStrada車の9,900台、3位はMobi車の7,400台、JEEP社のRenegade車は7,300台、現代自動車のHB20車は7,230台であった。

今年初め5か月間の新車販売トップは、Strada車の5万1,400台、Chevrolet社のOnix車の3万9,000台、現代自動車のHB20車は3万7,800台、 JEEP社のRenegade車は3万3,100台であった。

今年5月の新車販売のマーケットシェアは、Fiat社は21.3%でトップシェア、Volkswagen社17,1%, General Motors社13,4%, 現代自動車9,4%e、Toyota社は7,4%で5位となっている。 

 

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