(ZOOM)環境委員会主催「第2回SDGsオンラインセミナー 」開催

JICA・環境委員会(秋山雄一委員長)共催による「第2回SDGsオンラインセミナー 」は、2021年6月17日午前9時から10時30分まで100人以上が参加して開催した。

司会は環境委員会の岡田副委員長が務め、初めにセミナー開催挨拶でJICAブラジル事務所の江口雅之所長は、2月に続いて気候変動に対する具体的な緩和対策やESGの取組、森林保全などのセミナー開催を説明した。

JICAブラジル事務所の木村ノブユキ氏は、テーマ「ブラジルにおける気候変動・環境保全分野の取組み」 について、世界の森林の3分の1を占める地球の肺のアマゾン地域のポテンシャルや重要性。熱帯雨林保全計画の推移、ALOS衛星画像の利用プロジェクト内容の紹介、成果,問題点、新規問題点、今後のアマゾン熱帯雨林保全プログラムを紹介した。

KPMGの天野氏は、テーマ「ブラジル政府によるESGの動向」について、ブラジル政府のESGへの取組・アップデートでは、気候リーダーズサミットのボルソナロ大統領のコミットメント、ESG Enablersでは、MOSS EARTH社並びにIncentiv.me社の事例紹介。ブラジル企業による森林保護への取組として、Wickbold社、Votorantim社、Natura社、Cargill社並びにBracell社の事例を紹介した。

質疑応答では、ブラジルにおけるカーボンクレジット市場の現状、環境保護団体のブラジル企業への動き、ブラジルの環境規制の裁判事例などが挙げられた。閉会の辞では秋山委員長は、今回のセミナーには、日本を含めて100人以上が参加して環境保全に対する関心度の高さの表れであり、環境委員会としては、会員企業の活動やビジネスチャンスに役立つセミナーを今後も四半期ごとに開催予定であり、委員会活性化に向けて多岐に亘る意見を要請した。

「ブラジル政府によるESGの動向」KPMG

 

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