カルフールグループは19億レアルで買収したマクロ29店舗をアタカダン傘下に(2021年6月25日付けエスタード紙)

フランス系のスーパーマーケットチェーンのカルフール(Carrefour)グループは昨年2月に19億レアルで卸売販売チェーンのマクロ(Makro)の29店舗を買収していた。

日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(Cade)による昨年2月に買収したマクロ29店舗をカルフールグループ傘下の卸売販売チェーンのアタカダン傘下の組込承認には12ヶ月から15ヶ月が見込まれていた。

アタカダンでは、経済防衛行政審議会(Cade)による買収承認の可能性が濃厚と算段して、昨年からマクロ店舗のアタカダン化を並行して進めており、今年6月初めには既に準備が整っていた。

29店舗のマクロチェーン買収で今年末のアタカダン社の売上は4年後の売上に相当する効果に相当する。29店舗のマクロチェーンの売上は55億レアルに相当する。昨年のアタカダン社は206店舗であったが、今年末にはマクロ29店舗の加入で250店舗に急増するとMarco Oliveira副社長は説明している。

マクロ29店舗の買収は、カルフールグループの売上増加の一方でコスト高に繋がる。昨年第1四半期のブラジルカルフールのEbitdaは7.7%であったが、今年第1四半期のEbitdaは6.7%に減少、アタカダンも7.1%から6.6%に減少している。

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