「赤旗レベル2」電気代の追加料金52%の値上げを承認(2021年6月29日付けエスタード紙)

国家電力庁(Aneel)は、現在の「赤旗レベル2」の100キロワット時(kWh)当たり電力エネルギー料金6.24レアルを52%値上げの9.49レアルに決定したにも関わらず、国会電力庁の担当技術者は、生産コストの高い火力発電所の稼働を余儀なくされるために、11.50レアル~12.00レアルの値上げを見込んでいた。

Aneel電力庁理事会では、赤旗レベル2の値上げ案件に対して賛成4票、反対1票で52%の値上げが承認されている。 電力料金値上げは来月7月から実施される。

7月からの「赤旗レベル2」の52%の値上げは、8月から数か月間に亘って再度の値上げの可能性があり、電力エネルギーを供給するために火力発電所の稼働が不可欠であるが、52%の値上げにも関わらず、46%の確率で火力発電所のコストを補うのは難しいと見込まれている。

国家電力庁(Aneel)では、「黄旗レベル」の100キロワット時(kWh)当たり電力エネルギー料金を1.343レアルから39.5%値上げに相当する1.874レアルへの値上げを承認している。「緑旗レベル」は追加料金は課せられない。

また「赤旗レベル1」の100キロワット時(kWh)当たり電力エネルギー料金を4.169レアルから3.971レアルと4.75%値下げを承認している。「旗レベル」料金リストは2015年に設けられている。

「緑旗」は電力エネルギーの生産コストが低いときに適用され、追加料金は課せられない。「黄旗」並びに「赤旗」は、電力エネルギーの生産コスト高に追加料金の設定が行われ、水力発電所の貯水ダムの水位低下、降雨予想、火力発電所の稼働などが考慮されて決定される。

過去の電力エネルギー料金調整は、政策誘導金利を基に年1回の実施であったが、現在は各電力供給会社が企業向けに毎月電力料金の見直しを行っている。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=26992