2021年2月~4月の四半期の平均失業率は、14.7%は前月に続いて同率で統計を取り始めた2012年以降では最高の失業率を更新、前年同四半期よりも2.1%増加、昨年11月~今年2月の失業率を0.4%上回っている。
今年2月~4月の四半期の労働に従事していない非労働人口は、前四半期比3.4%に相当する48万9,000人増加の1,480万人を記録、前年同四半期の1,280万人の15.2%に相当する190万人増加を記録している。
今年2月~4月の四半期の月間平均労働人口は、前四半期比同率レベルの8,590万人、前年同四半期比では、3.7%に相当する330万人と大幅に減少している。
今年2月~4月の四半期の労働人口に占める労働者の月間平均比率は、前四半期比では同水準の48.5%で推移した一方で、前年同四半期比の51.6%よりも3.1%減少している。
今年2月~4月の四半期の非労働人口は、前四半期比で同水準の7,640万人であったにも関わらず、前年同四半期比では、7.7%に相当する550万人と大幅に増加している。
同期の就職活動を諦めた人口は、前四半期比で同水準の600万人、前年同四半期比では、18.7%と大幅に増加している。労働人口に占める就職活動を諦めた比率は、前四半期比で同水準の5.6%であったが、前年同四半期比では4.7%から0.9%上昇している。
同期の民間部門の労働手帳に記載される正規労働者は、前四半期比で同水準の2,960万人であったが、前年同四半期比では、8.1%に相当する260万人の減少を記録している。
また同期の民間部門の非正規労働者は、前四半期比で同水準の980万人であったが、前年同四半期比では、3.7%に相当する37万4,000人の減少を記録している。
同期の自営業者は、前四半期比2.3%に相当する53万7,000人増加の2,400万人を記録、前年同四半期比では、2.8%に相当する66万1,000人増加を記録している。
今年2月~4月の四半期の家政婦人口は、前四半期比で同水準の500万人、前年同四半期比では、10.4%に相当する57万2,000人の二桁台の減少を記録している。
また同期の企業経営者人口は、前四半期比で同水準の380万人で推移したが、前年同四半期比では10.4%に相当する43万5,000人減少、全国法人登録台帳(CNPJ)を所持する自営業者は、2016年以降では最低の310万人まで減少、前年同四半期比では、10.2%に相当する35万3,000人の減少を記録している。
同期の非正規雇用は、労働人口の39.8%に相当する3,420万人と前四半期の39.7%よりも微増、前年同四半期は38.8%であった。またインフレ指数を差引いた月間平均収入は2,532レアル、総収入は2,123億レアルであったが、前年同四半期では5.4%に相当する121億レアルの減少を記録している。