国家医療サービス監督庁(ANS)の調査によると、2021年6月の民間医療保険プランの加入者は、昨年3月のCOVID-19パンデミック発生後の加速的に増加して、2016年7月以降では最大となる4,810万人に達している。
昨年3月のCOVID-19パンデミック発生後の民間医療保険プランの加入者は、失業率が高止まりしているにも関わらず、継続して加入を余儀なくされたが、過去1年間の民間医療保険プランの新規加入者は、140万人に達している
昨年4月の民間医療保険プランの州別加入状況比較では、今年4月のサンパウロ州、ミナス州並びにパラナ州での新規加入が大幅に増加している。
今年5月のブラジル国内の民間医療保険プランのうち歯科医療保険プランの加入者は、2,760万人と昨年5月との比較では230万人が新規加入者リストに加わっている。
ブラジルの医療保障制度は、1988年の憲法に規定されて、ブラジル全土に統一医療システム Sistema Único de Saúde(SUS)に網羅されているが、2億人を突破しているブラジル国民の全てをカバーするのは不可能であり、高額にも拘らず、民間医療保険プラン利用が不可欠となっている。