過去5日間でペトロブラス石油公社は、石油派生品の国際コモディティ価格の上昇に伴って、石油精製所のガソリンの卸売価格を6.0%、ディーゼル燃料価格を3.7%それぞれ値上げしている。
配車アプリのウーバータクシーの利用客の間では、タクシードライバーによる搭乗キャンセルや待機時間の延長などサービス悪化に対して不満が増加してきており、要因としてガソリン価格値上げで、タクシードライバーの収益悪化を防ぐために顧客の選好みを余儀なくされている。
2015年以来配車アプリの料金は据え置かれている一方で、ガソリン価格は、幾度となく値上げされているために、ガソリン代も捻出できない場合も多々あり、タクシーの減価償却も儘ならないとサンパウロ配車アプリドライバー協会(Amasp)のEduardo Lima会長は、窮地を訴えている。
2016年にウーバーテクノロジー社に対して、ドライバーの詳細な経費の明細を提示して窮地を訴えたにも関わらず、ウーバーのドライバーは自由に労働日、労働時間が自由に選択でき、要領よく場所や時間の選択をすればより大きな収益が得られると回答している。
またウーバーテクノロジー社は、COVID-19対応ワクチン接種キャンペーン拡大、レストランや商業施設の営業再開で、特にピーク時のウーバータクシー利用の待ち時間増加を正当化している。