約10社のブラジル企業は北米の証券取引所に上場か(2021年7月20日付けエスタード紙)

2021年下半期に約10社に達するブラジル企業が米国の証券取引所で新規株式公開IPOする可能性が濃厚となっていると金融市場関係者は予想している。

今年下半期に米国でのIPOでの資金調達を予定しているのは、国内大手銀行 3 行のジョイントベンチャーとして 2011 年に設立されたブラジルのクレジットカード会社である Elo Serviços S.Aが有力視されている。

またeコマースプラットインフラ構築プロバイダーVtex社、コンテンツ創造プラットフォームHotmart社、ラテンアメリカ地域のグローバル企業向けの決済ソリューションを提供しているEbanx社も新規株式公開を予定している。

今年6月に、ウォーレン・バフェットの投資ファンド「バークシャー・ハサウェイ」から5億ドルの出資を受けたブラジルのデジタル銀行Nubank社、デジタル保険業界のスタートアップ企業Thinkseg社がそれぞれ米国の証券取引所での新規株式公開を予定している。

Nubank社は時価総額の300億ドル突破を目指しているが、今年下半期に米国でのIPOを目指しているブラジル企業は最低でも3億ドルから15億ドルの資金調達を目論んでいる。

例えば、今週、テクノロジー・ソリューションズ・カンパニーZenvia社は、ナスダックで1億9,900万ドルに達する可能性のあるオファーの価格設定を予定。IPOと並行して、Zenvia社はクラウドコミュニケーションプラットフォームのリーディングカンパニーのTwilo社から5,000万ドルの資金調達で合意している。

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