2021年6月の連邦政府のインフレ指数を差引いた基礎的財政収支対象経費からロイヤリティ収入等の臨時歳入を除いた実質一般歳入総額は前年同月比46.77%の大幅増加の1371億6,900万レアルに達し、6月の月間税歳入総額は2011年以降で最高記録を更新している。
また今年上半期の連邦政府の実質一般歳入総額は前年同期比24.49%増加の8819億9,600万レアルに達し、統計を取り始めて以降では過去最高を記録している。
今年6月の連邦政府のインフレ指数を差引かない名目一般歳入総額は前年同月比59.02%増加の862億5,800万レアルを記録している。
今年6月の国庫庁の実質一般歳入総額は前年同月比45.68%増加の1,330億80万レアル、名目一般歳入総額は57.84%増加、今年上半期の実質一般歳入総額は24.63%増加の8,449億3,500万レアル、名目一般歳入総額は32.60%増加を記録している。
また今年6月の国庫庁の石油ロイヤリティなどの実質臨時歳入総額は前年同月比92.93%と約倍増の41億6,100万レアルを記録、また名目臨時歳入総額は前年同月比109.3%と2倍以上に増加している。
今年上半期の実質臨時歳入総額は21.23%増加の370億6,200万レアルを記録している。一方6月の免除総額は前年同月比では約2倍に達する141億4,600万レアル、特に司法関連の免除総額は72億7100万レアルが過半数を占めている。
今年6月の国庫庁の歳入の内訳では、法人税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)による歳入総額は前年同月比77.0%の大幅増加を記録、臨時歳入総額は40億レアルを記録している。
今年6月の工業製品税(IPI)による歳入は、好調なマクロ経済が追い風となって前年同月比25.79%増加、資本財関連のIPI税による歳入は26.20%増加、サービス関連IPI税による歳入は23.0%増加、輸入製品関連IPI税による歳入は73.81%と大幅増加を記録している。電子ノッタフィスカルによる歳入申請件数は50.89%増加、歳入金額は27.59%増加している。
今年上半期の連邦政府による免税や支払い延長による歳入免除総額は469億5,600万レアルに達しており、今年6月だけでは70億8,300万レアルを記録している。今年上半期の零細・小企業向け簡易税務申告(Simples Nacional)や個人零細事業主(MEI)向け免税総額は79億5,500万レアルに達している。
またディーゼル燃料向け消費に関する社会保障賦課金(Cofins)並びに社会統合基金(PIS)向け免税総額は36億7,800万レアルに達している。