6月の国庫庁の国債オペレーション総額は23億4,000万レアルを記録(2021年7月27日付けヴァロール紙)

2021年6月のブラジル国庫庁のブラジル国債関連オペレーション総額は、23億4,000万レアル、取扱い件数は、41万6,922件に達したと経済省の国債バランスシートレポートで判明している。

また今年6月のブラジル国債の償還総額は15億3,000万レアル、ブラジル国債発行総額は、8億707万レアルと償還総額の約半分に留まっている。

6月のブラジル国債発行のうち最も需要の大きかったのは、インフレ指数連動国債で、全体の43.37%に相当する10億1,000万レアルを記録、次いで政策誘導金利Selic連動国債で、全体の42.84%に相当する10億レアルを記録している。

6月のブラジル国債のうち償還期限まで半年に1度、年に2回のペースで利子を受け取ることの出来る固定利付型国債は、全体の13.80%に相当する3億2,312万レアルを記録している。

今年6月のブラジル国債の買戻しの内訳では、政策誘導金利Selic連動国債は、全体の44.85%に相当する6億8,839万レアル、物価連動型国債は、34.28%に相当する5億2,615万レアル、固定利付型国債は、20.87%に相当する3億2,029万レアルであった。

ブラジル国債のうち償還期間が5年~10年物国債は、全体の52.50%と過半数を占めているが、償還期間が10年以上の長期国債は13.61%、償還期間が1年~5年以内の短期国債は、全体の33.89%を占めている。

今年6月の国債への投資家総数は155万8,647人、国債投資登録者は、過去最低の銀行金利に反比例するように、50万1,242人増加の1,149万5,273人に達し、小口投資家を巻き込んだ国債投資ブームの様相となっている。

今年6月のブラジル国債の投資残高は、前月比2.06%増加の663億4,000万レアル、そのうち全体の54.59%に相当する362億2,000万レアルは物価連動型国債、25.37%に相当する168億3,000万レアルはSelic連動型国債、全体の20.04%に相当する132億9,000万レアルは、固定利付型国債となっている。

償還期間が1年~5年の国債の投資残高は、全体の55.85%に相当する370億5,000万レアル、償還期間が5年以上は、全体の42.85%に相当する284億3,000万レアル、償還期間が1年未満の国債は、全体の僅か1.30%に相当する8億6,187万レアルとなっている。

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