経済省通商局(Secex)の発表によると、2021年7月のブラジルの貿易収支は、73億9,500万ドルの黒字を計上、7月の月間黒字としては、統計を取り始めた1989年以降では、昨年の7月に記録した76億100万ドルに次ぐ黒字を計上している。
今年7月の輸出総額は、前年同月比37.5%増加の255億2,900万ドル、輸入総額は、60.5%増加の181億3,300万ドル、貿易総額は、46.2%増加を記録している。
今年初め7か月間の累積貿易収支黒字は、前年同期比47.6%増加の441億2,700万ドル、累計輸出総額は35.3%増加、累計輸入総額は、30.9%増加を記録している。
今年7月の農畜産部門の輸出は、穀物や食肉が牽引して前年同月比11.2%増加、鉱業部門は、鉄鉱石の国際コモディティの高騰で62.7%増加、製造業部門の輸出は37.7%増加を記録している。一方今年7月の農畜産部門の輸入は48.2%増加、鉱業部門は163.2%増加、製造業部門の輸入は57.0%増加を記録している。
今年6月のブラジルの貿易収支は、前年同月比59.5%増加の103億7,200万ドルの黒字計上、輸出総額は、60.8%増加の281億400万ドル、輸入総額は、61.5%増加の177億3,200万ドルであった。
今年上半期の輸出総額は、前年同期比35.8%増加の1,367億4,200万ドル、輸入総額は26.6%増加の992億4,600万ドル、貿易収支は、68.2%増加の374億9,600万ドルを記録している。