(Zoom)オンライン化学品部会懇談会開催(2021年8月6日)

化学品部会懇談会(渡辺弘樹部会長)は、2021年8月6日午前9時から10時40分まで、18人が参加して開催、司会は渡辺弘樹部会長が務め、初めに2021年度の化学品部会組織として、渡辺弘樹部会長、亀岡功良副部会長、和久津道夫副部会長、片山忠副部会長の選出を説明。9月8日開催の第四回フォーラムでは、化学品部会並びに食品部会による2021年度上期の振り返り並びに今後の展望及び包装材料に関する発表について説明した。

続いて参加部会員が自社の2021年度上期の振り返り並びに今後の展望について発表、上期の振り返りでは、 原料・輸送コスト増加による価格転嫁、コロナ禍による新規開発案件の遅れ、半導体不足による自動車産業への影響、Anvisaによる価格帯の設定、抗菌・抗ウイルス梱包、食品需要堅調、バイオロジスティックの市場拡大、現地・研究機関・企業との共同開発事業強化、穀物の栽培面積拡大、ドル高の為替、定着するホームオフィス形態、買収企業とのインテグレーション、コロナ禍による処方箋薬から一般用医薬品への販売移行、ドル高の為替による100%転嫁できず粗利低下、供給タイト、非日系企業への販売拡大、中国の家庭用調理機器の需要旺盛の影響などが挙げられた。

今年下半期の展望では、堅調な農産物生産、自動車メーカーの生産回復、バイオ技術の深化、現地化・コストダウン圧力増加、新規素材の投入、来年の不透明な大統領選による為替・金利の困難な予想、コロナ感染再拡大の懸念、FOBによる輸入価格交渉、ドル高の為替是正への期待、農薬販売特性として下半期の販売増加に期待、半導体・部品不足継続の懸念が挙げられた。

またカマラ活動、政府への要望並びに部会などのコメントとして、為替変動リスク、移転価格税制、税制改革並びに労働法などに関するセミナー開催、パラグアイやコロンビアに関する情報交換会やミッションの実施要望などが挙げられた。

参加者は渡辺部会長(三井化学)、亀岡副部会長(TOYO INK)、和久津副部会長(ナガセ)、片山忠副部会長(住友化学)、三寺氏(アデカ) 、平松氏(久光製薬)、大澤氏(日農)、小林氏(信越化学)、島本氏(スリーボンド)、大谷氏(東レ)、北原氏(クラレ)、松平氏(ジェトロサンパウロ事務所)、古木氏(ジェトロサンパウロ事務所)、中野副領事(サンパウロ総領事館)、吉田調査員(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、梶原アシスタント、大角編集担当

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