JBS社は、サーモン養殖の豪資本Huon社買収で水産市場に参入(2021年8月6日付けエスタード紙)

JBS社は、オーストラリアでサーモン養殖で業界2位のHuon社を約16億オーストラリアドルで発行株式の100%の完全買収でグループ傘下収め、初めて水産市場に参入、同社事業のポートフォーリオを拡大する。

JBS社はHuon Aquaculture Group Limitedとの間で、1株当たり3.85豪ドルでの買収に合意、買収金額は4億2,500万豪ドルでレアル換算では16億4,800万レアルに相当、同社の時価総額は、5億4,600万豪ドルでレアル換算では21億1,700万レアルとなっている。

Huon社の同社の株式の53%を所有しているPeter e Frances Bender を含む経営審議会は、全会一致で全ての株主に買収案件への合意を促している。

Huon社はサーモン養殖では33年間の経験を擁しており、オーストラリア国内市場では絶大な信用を得ている。またサーモン養殖は生活の向上に伴って、世界的な需要拡大が見込める魅力的なマーケットとなっている。

Huon社は過去5年間で3億5,000万豪ドルをサーモン養殖事業のインフラ部門に投資、新鮮なサーモンフィレ、真空パックなど付加価値商品開発に投資、オーストラリア国内の卸売や小売市場のみならず、輸出チャンネルの開発に投資をしていた。

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