Ibre/FGVでは、今年第2四半期のGDP伸び率は前四半期比マイナス0.3%(2021年8月17日付けヴァロール紙)

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の調査によると、今年6月のGDP伸び率は、前月比1.2%増加を記録したにも関わらず、第2四半期のGDP伸び率は、前四半期比マイナス0.3%を記録している。

また今年6月のGDP伸び率は、Covid-19パンデミックでブラジル国内の景気が大幅に後退していた影響を受けて、前年同月比10.1%と二桁台の伸び率を記録、今年第2四半期のGDP伸び率は、前年同期比12.1%と二桁台の伸び率を記録している。

今年第2四半期のGDPの部門別比較では、一般家庭の消費伸び率は前年同期比12.5%増加、サービス業部門は9.4%増加、耐久消費財部門は48.4%増加、非耐久消費財部門は90.2%とそれぞれ増加を記録しているが、一般家庭の消費伸び率は、前四半期比0.8%増加に留まっている。

今年第2四半期の民間部門の住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)は、前年同期比35.2%増加した一方で、前四半期ではマイナス2.2%を記録、しかし機械・装置部門は自動車、トラック、輸送機械部門は、前年同期比85.7%の大幅増加を記録している。

今年第2四半期の輸出部門は、前年同期比12.9%増加したにも拘らず、農畜産部門輸出はマイナス0.2%を記録、前期同様に輸入部門は37.6%増加、特にサービス部門輸入は、23.4%と2か月連続増加を記録している。

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