今年の穀物生産は、前年比14.0%増加で記録更新予想(2021年8月26日付ヴァロール紙)

国家配給公社(Conab)では、世界的な天候異変はブラジル国内でも大きな影響を及ぼしており、ブラジル国内では旱魃と長期の寒冷前線停滞などの天候異変が継続している。

しかし国家配給公社(Conab)では、2021/22年度の穀物生産はトウモロコシ及び価格高騰が牽引して、前年比14.0%の二桁増加の2億6,960万トンに達し、過去最高記録の更新を予想している。

2021/22年度の穀物生産向け耕作地面積は、前年比4.0%増加の7,140万ヘクタール、また1ヘクタール当たりの穀物の平均収穫量は生産性の向上に伴って、前年比10.0%増加の4,058キログラムが予想されている。

今年のブラジルの穀物生産を牽引する大豆の平均生産は、3.9%増加の1億4,130万トン、最高予想は1億4,700万トン、最低予想は1億3,380万トンが見込まれている。

また今年の大豆向け栽培面積は、前年比3.6%増加の3,990万ヘクタール、最高予想は4,150万ヘクタール、最低予想は3,790万ヘクタールとなっている。生産性は0.3%増加が見込まれている。

今年上半期の天候異変で最も悪影響を受けたトウモロコシの今年の生産は1億1,600万トン、最高予想は1億1,830万トン、最低予想は1億650万トン、栽培面積は3.9%増加の2,060万ヘクタール、最低は1,890万ヘクタール、最高は2,100万ヘクタール、生産性は28.8%増加が予想されている。

今年の米生産は、前年比0.4%増加の1,180万トン予想、最低予想は1,160万トン、最高予想は1,190万トン、フェジョン豆は8.1%増加の270万トン、最低予想は250万トン、最高予想は360万トン、生産性は15.8%増加が見込まれている。

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