ブラジル機械装置工業会(Abimaq)の発表によると、2021年7月の機械・装置部門の純売上は、前年同月比7.0%増加の170億5,000万レアルを記録、今年初め7か月間の累計売上は、前年同期比34.3%大幅増加の1,185億5,000万レアルを記録している。
また今年7月の過去12か月間の機械・装置部門の累計売上は、前年同期比27.0%の大幅増加を記録、国内経済の回復に伴って機械・装置部門の売上増加が明確になってきている。
今年7月のブラジル国内の機械・装置部門販売は、前年同月比10.9%の二桁増加の131億レアルを記録、今年初め7か月間の売上は、前年同期比45.7%増加の913億2,000万レアル、7月の過去12か月間では、37.8%増加の1,548億1,000万レアルを記録している。
今年7月の機械・装置部門消費は、前年同月比8.4%増加の233億4,000万レアル、今年初め7か月間では、19.3%増加の1,682億5,000万レアル、7月の過去12か月間では、19.3%増加の2,836億9,000万レアルを記録。今年7月の国内の機械・装置部門消費比率は、前年同月比10ポイント増加、国内の機械・装置生産は全体の54.3%を占めている。
今年下半期の機械・装置部門販売は、好調を持続すると予想されており、今年の機械・装置部門販売は、前年比15.0%~20.0%増加をブラジル機械装置工業会(Abimaq)のJosé Velloso会長は強気の予想をしている。
7月の過去12か月間の機械・装置部門販売は、27.0%増加している一方で、金利の上昇、インフレ及びドル高の為替は、原材料コスト及び人件費の上昇に繋がるとJosé Velloso会長は指摘している。
7月の機械・装置の輸入は、前年同月比38.4%増加の17億4,000万ドル、今年初め7か月間では、15.3%増加の118億6,000万ドルを記録。一方前期同様、輸出は26.3%増加の7億6,470万ドル、今年初め7か月間では、22.4%増加の48億1,000万ドルを記録しており、依然として機械・装置部門の貿易収支は、大幅な赤字が継続している。