9月の新車販売は、ディーラーの在庫不足で25%下落(2021年10月4日付エスタード紙)

2021年9月のバスやトラックを含む新車販売は、アジアからの自動車向け半導体の供給不足が牽引して、自動車ディーラーの新車在庫不足の影響で15万5,000台に留まっている。

全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、今年9月の新車販売は、半導体不足による生産調整を余儀なくされた影響で、前年同月比25.33%と二桁台減少を記録している。また前月比では10.24%減少、4か月連続で前月比マイナスを記録している。

今年初め9か月間の新車販売は、昨年3月から始まったCovid-19パンデミックで、生産調整を余儀なくされていた前年同期比14.78%増加の157万7,000台を記録している。

ブラジルのみならず、世界的な半導体供給不足問題は、来年初めまで継続すると全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)のAlarico Assumpção Júnior会長は説明している。

今年7月の全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の今年の新車販売は、前年比11.6%増加を予想していたにも関わらず、アジアからの半導体供給不足問題の解消が来年までずれ込むために、前年比4.8%増加に下方修正を余儀なくされている。

しかし9月の二輪車販売は、前年同月比9.26%増加の10万8,800台を記録、前月比では5.98%増加、二輪車は自動車部門で唯一増加を記録している。二輪車販売はCovid-19パンデミック期間中に増加を記録、また特に大都市圏での二輪車販売増加傾向を示している。

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