今年の穀物生産は、前年比14.2%増加で記録更新予想(2021年10月7日付ヴァロール紙)

穀物生産用の作付面積増加並びに今後の穀物栽培に好条件となる天候予想で、2021/22年度の穀物生産は、前年比14.2%増加の2億8,810万トンで記録更新すると国家配給公社(Conab)では予想している。

2019/20年度の穀物栽培は、降雨不足によるトウモロコシ生産が予想を下回った影響で2億5,270万トンに留まっていたが、今年は二桁台の増産が見込まれている。

また2020/21年度の穀物栽培面積は、前年比3.6%増加の7,150万ヘクタールに拡大、1ヘクタール当たりの穀物生産性は、前年比10.2%増加の4,088キログラムが見込まれている。

今年の穀物生産を牽引するのは大豆生産で、前年比2.5%増加の1億4,080万トン、栽培面積は2.5%増加の3,990万ヘクタール、1ヘクタール当たりの生産性は、3,526キログラムとトウモロコシ同様に安定的な生産性が見込まれている。

今年の第1期作、第2期作並びに第3期作のトウモロコシ向け栽培面積は、4.7%増加の2,090万ヘクタール、1ヘクタール当たりの生産量は27.7%増加の5,575キログラム、生産量は、33.7%増加の1億1,630万トンが見込まれている。

今年の米生産は、前年比マイナス1.3%の1,160万トン、また今年の3期作のフェジョン豆生産は、3.1%増加の300万トンが見込まれている。棉生産は13.7%増加の270万トンが見込まれている。

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