8月のサービス部門提供量は前月比0.5%増加で2015年以降では最高水準(2021年10月14日付エスタード紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2021年8月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比0.5%増加を記録している。

また今年4月~8月の5か月間のサービス部門の累計提供量は、前年同期比6.5%増加して、Covid-19パンデミック直前の昨年2月の水準を4.6%上回って、2015年11月以降では最高の水準に達している。

しかし今年8月のサービス部門提供量レベルは、今年初めまでCovid-19パンデミックの影響を受けていた影響で、2014年11月の過去最高の水準には依然として、7.1%低いレベルに留まっている。

今年8月のサービス部門提供量レベルは、前年同月比16.7%と二桁台の増加を記録、今年初め8か月間では11.5%増加、8月の過去12か月間の累計提供量は5.1%増加を記録している。

今年8月のサービス部門提供量は、Covid-19対応ワクチン接種の加速化に伴って継続して回復傾向を示しているが、Covid-19の第二次感染拡大で、各地方自治体の要請による必需品以外の営業自粛による落込みを除いて、昨年6月から回復傾向となっているとブラジル地理統計院(IBGE)調査部のRodrigo Lobo部長は説明している。

今年8月のサービス部門のセクター別提供量調査では、調査対象の5セクターのうち4セクターで増加を記録、特に情報・通信サービスセクター生産量レベルは前月比1.2%増加、、輸送・輸送補助サービス・郵便サービスセクターは1.1%増加を記録している。

また8月の一般家庭向けサービスセクターは4,1%増加と5月から連続4か月で増加を記録、5月~8月の一般家庭向けサービスセクターの累計提供量は50.5%増加、特に住居・食品・ホテル・レストランセクターが牽引したが、8月の一般家庭向けサービスセクターのサービス提供量は、Covid-19パンデミック直前の昨年2月の水準を依然として17.4%下回っている。

今年8月の観光セクターのサービス提供量は、4か月連続となる前月比4.6%と大幅に増加したが、今年5月~8月の累計サービス提供量は49.1%増加したにも関わらず、Covid-19パンデミック直前の昨年2月の水準を20.8%下回っている。

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