9月の鉱工業部門生産は前月比マイナス0.4%を記録(2021年11月4日付けIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM)によると、2021年9月の鉱工業部門生産は、前月比マイナス0.4%を記録、6月~9月迄4か月間連続でマイナスを記録している。4月間の累計生産はマイナス2.6%となっている。

また今年9月の鉱工業部門生産は前年同月比マイナス3.9%、今年6月の鉱工業部門生産は前月比マイナス0.2%、7月はマイナス1.3%、8月はマイナス0.7%、9月はマイナス0.4%を記録、しかし今年初め9か月間の累計生産は前年同期比7.5%増加、9月の過去12か月間では6.4%増加している。

今年9月の鉱工業部門生産がマイナス0.4%を記録した要因として、調査対象の4部門のうち3部門でマイナス、26セクターのうち10セクターでマイナスを記録している。

今年9月の鉱工業部門生産は前月比マイナス0.4%、前年同月比マイナス3.9%、今年初め9か月間の累計生産は前年同期比7.5%増加、9月の過去12か月間の累計生産は6.4%増加を記録している。

前期同様資本財部門生産はマイナス1.6%、15.0%増加、38.2%増加、31.7%増加、中間財部門はマイナス0.1%、マイナス3.6%、5.9%増加、5.7%増加している。

また消費財部門生産は0.7%増加、マイナス8.7%、4.5%増加、3.0%増加、そのうち耐久消費財セクターはマイナス0.2%、マイナス22.3%、13.1%増加、9.5%増加、非耐久消費財セクターは0.2%増加、マイナス5.0%、2.5%増加、1.5%増加している。

9月の鉱工業部門生産で大きな落込みを記録したのは、食品セクターで前月の1.9%増加から一転してマイナス1.3%を記録、金属セクターも前月の0.4%増加からマイナス2.5%に反転している。

また皮革・履物・旅行用品セクターはマイナス5.5%、その他の輸送関連装置セクターマイナス7.6%、飲料セクターマイナス1.7%、鉱業セクターマイナス0.3%、家具セクターマイナス3.7%、情報機器・電気・光学機械セクターはマイナス1.7%であった。

9月の鉱工業部門生産がプラスを記録したセクターとして、特に医薬品セクターは6.5%、その他の化学製品セクター2.3%、石油派生品・バイオ燃料セクター1.0%、機械・装置セクター1.9%、紙・パルプセクター1.2%、電気材料セクター1.7%並びに煙草セクターは6.6&それぞれ増加を記録している。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=28231