11月の貿易収支は輸入増加で13億ドルの赤字計上(2021年12月1日付けエスタード紙)

経済省通商局(Secex)の発表によると、2021年11月のブラジルの貿易収支は、輸入総額は前年同月比53.1%増加の216億ドルを記録した影響で、13億⒎00万ドルの赤字を計上している。昨年11月の貿易収支は、24億8,800万ドルの黒字を計上していた。

今年11月の輸出総額は、前年同月比23.2%増加の202億9,600万ドルに対して、輸入総額は53.1%増加の216億300万ドルを記録、貿易総額は、輸入の急増が牽引して37.0%増加している。

今年11月の輸入の急増要因として、肥料、化学肥料、電力エネルギー並びにCovid-19対応ワクチンが牽引、一方輸出は鉄鉱石の輸出量が減少並びに鉄鉱石の国際コモディティ価格の減少、トウモロコシや棉輸出量の減少が響いている。

今年初め11か月間の貿易収支は、前年同期比19.9%増加の571億9,100万ドルの黒字を計上、輸出総額は34.9%増加、輸入総額は39.7%増加を記録している。

今年11月の農畜産部門の輸出では16.5%に相当する2,239万ドル増加、鉱業部門は14.8%に相当する3,262万ドル、製造業部門は28.3%に相当する1億4,348万ドルを記録している。

また今年11月の農畜産部門の輸入は61.8%に相当する1,074万ドル、鉱業部門は248.3%に相当する6,539万ドル、製造業部門は43.5%に相当する3億ドルを記録している。

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