11月の自動車生産は20万台を突破(2021年12月6日付けエスタード紙)

2021年11月のバスやトラックを含む自動車生産は、前月比15.1%増加の20万6,000台に達し、8か月ぶりに20万台を超えて今年の月間記録を更新したが、前年同月比では依然として13.5%減少している。

今年11月の自動車生産は20万台を突破したにも拘らず、半導体や電子部品などの世界的な供給不足問題の影響で、11月としては過去5年間で最低の生産台数に留まっている。

半導体などの部品不足の影響で、ホンダ社はスマレ自動車工場は7日間、イチラピーナ工場は2日間の操業停止、ワーゲン社はパラナ州サン・ジョゼ・ドス・ピニャエス工場で2週間、サンパウロ州タウバテ工場では、5日間の操業停止を余儀なくされている。

ワーゲン社はABCパウリスタ工場、GM社はサンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポス工場で一部操業停止やフィアット社の1,800人の製造ラインの従業員は、2か月間のレイオフを余儀なくされている。

今年初め11か月間の自動車生産は、昨年4月からCovid-19パンデミックの影響で、大幅な生産調整を余儀なくされていた前年同期比12.9%増加の204万台を記録している。

11月の新車販売は、半導体供給不足による自動車メーカーの生産調整で、自動車ディーラーは在庫不足を余儀なくされた影響で、前年同月比23.1%減少の17万3,000台に留まっている。

11月の新車販売は、不振を極めていた9月並びに10月よりも6.5%増加したものの過去4年間の水準の20万台を大幅に下回っている。

11月の自動車輸出は前年同月比36.3%減少の2万8,000台、アルゼンチン向け自動車輸出は前月比6.0%減少、今年初め11か月間では、前年同期比17.1%増加の33万4,800台を記録している。11月末の自動車業界の従業員総数は10万2,600人を記録している。

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