今年初め10か月間の履物業界の雇用創出は前年同期比13.0%増加の3万7,000人を記録(2021年12月7日付けヴァロール紙)

ブラジル履物工業会(ABICALÇADOS)の発表によると、2021年1月から10月迄の履物業界の雇用創出は、前年同期比13.0%と二桁台増加の3万7,000人を記録、ブラジル履物業界の雇用総数は28万2,800人に達している。

昨年3月から始まったCovid-19パンデミックの影響で、ブラジル履物業界は、外出自粛要請措置や必需品以外の営業や製造業部門の生産調整を余儀なくされていた経緯があった。

しかし今年初めからのCovid-19対応ワクチン接種の拡大、履物輸出や国内経済の回復に伴って、今年初め10か月間の履物業界の雇用は、前年同期比13.0%増加したが、Covid-19パンデミック前の2019年同期比では、僅か0.6%の減少まで回復している。

今年初め10か月間の履物輸出量は、前年同期比32.2%増加の9,900万足、輸出金額は、30.7%増加の7億1,240万ドルまで回復してきているとブラジル履物工業会(ABICALÇADOS)のHaroldo Ferreira会長は説明している。

またCovid-19パンデミック前の2019年初め10か月間との比較では、履物輸出量は2.7%増加した一方で、履物輸出金額は、単価の安い履物が牽引して13.2%減少に留まっている。

ブラジル履物業界で雇用の3分の1を占める南大河州の今年10月の履物業界の雇用総数は、前年同月比1.4%増加した一方で、Covid-19パンデミック前の2019年10月比では依然として6.2%減少している。

また今年10月のブラジル国内4位のサンパウロ州の履物業界の雇用総数は、前年同月比23.0%増加の3万2,500人を記録した一方で、Covid-19パンデミック前の2019年10月比では12.6%減少している。

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