ペトロブラス石油公社がコア事業の石油・天然ガス開発に資金を集中するために、過去数年間にわたって自社資産の売却を進めているが、今年計画されている17件のうち14件の売却プロセスが完結している。
15日のペトロブラス社の発表によると、今月7日までの自社資産売却による資金調達額は48億ドルに達している一方で、今年初め9か月間の投資総額は61億ドルを記録している。
今年の同社の資産売却では、バイア州のLandulpho Alves石油製油所 (RLAM)のアラブ首長国連邦のMubadala Investment Company PJSC社への売却による18億ドルが牽引している。
11月30日のRLAM製油所の50%の売却は、日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(Cade)の承認を得なければならない。
またアマゾナス州のIsaac Sabbá 石油製油所(REMAN)、パラナ州のUnidade de Industrialização do Xisto (SIX),ミナス州Gabriel Passos 石油製油所(REGAP)、セアラー州のLubrificantes e Derivados do Nordeste (LUBNOR)の売買契約が成立している。
今年の石油・天然ガス生産部門では、バイア州のMiranga油田及びRio Ventura油田、セルジッペ州のRabo Branco油田及びDo-Re-Mi油田の売却が成立している。
またリオ州のAlbacora油田及びAlbacora Leste油田は売却プロセス中であるが、Papa-Terra油田は既に売買契約にサインされている。BR Distribuidora社売却による22億ドルの調達、Gaspetro社の売買契約、天然ガス輸送NTS社の10%の株式売買などが挙げられる。