経済省通商局(Secex)の発表によると、2021年のブラジルの貿易収支は、前年比21.1%に相当する約100億ドルの増加の610億ドルの黒字を計上して記録更新している。
昨年初め9か月間の累計貿易収支黒字は、2017年同期の560億ドルの黒字を塗り替える大幅な黒字を計上していた。また昨年12月初めの2021年度の貿易収支黒字は、709億ドルが見込まれていたが、昨年12月の輸入総額が予想を大幅に上回ったために、610億ドルの貿易黒字に留まった。
昨年の輸出総額は、前年比34.0%増加の2,803億9,400万ドル、輸入総額は、38.2%増加の2,193億8,600万ドル、貿易総額は、前年比35.8%増加を記録していた。
昨年の農畜産部門の輸出は、前年比22.2%増加の401億4,000万ドル、鉱業部門は、62.4%増加の1,223億4,000万ドル、製造業部門は、26.3%増加の1,199億9,000万ドルを記録している。
一方昨年の農畜産部門の輸入は、前年比30.2%増加の49億⒎000万ドル、鉱業部門は、100.3%増加の260億2,000万ドル、製造業部門の輸入は、35.1%増加の2,050億⒎000万ドルであった。