南部地域の旱魃予想で今年の穀物生産予想を下方修正(2022年1月11日付けヴァロール紙)

国家配給公社(Conab)によると、2021/22年度の穀物生産は、南部地域の旱魃の影響を受けると見込んでおり、前年を12.5%上回る2億8,439万トンを予想しているが、昨年12月の最終予想の2億9,107万トンを下方修正している。

南部地域の旱魃予想にも拘らず、2021/22年度の穀物生産は、昨年の2億5,279万トンを12.5%上回る2億8,439万トン予想の要因として、すでに確定している夏向け穀物の栽培面積は、前年同期比4.5%増加の7,211万ヘクタールが見込まれている。

南部地域の旱魃予想にも拘らず、今年の大豆栽培面積は前年比3.8%増加の1億4,050万トン予想、昨年12月の最終予想1億4,280万トンを約230万トン下回るが、昨年の2.3%増加が見込まれている。

今年の夏季栽培のトウモロコシ生産は、昨年を僅か0.3%上回る2,480万トン予想。今年の3期作のトウモロコシ生産は、冬期栽培が旱魃の影響予想にも拘らず、前年比29.7%増加の1億1,290万トン予想されている。

米栽培を牽引する南大河州が旱魃の影響を受ける予想にも拘らず、今年の米生産は、前年比マイナス3.2%の1,140万トンが見込まれている。

ブラジル人の食卓に欠かせない今年のフェジョン豆生産は、前年比7.2%増加の308万トン予想、パラナでの減産で昨年末の予想を1.7%下方修正している。

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