2021年11月の一般小売販売量は前月比0.6%増加(2022年1月14日付けIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)によると、2021年11月の自動車や建材部門を除くインフレ指数を差引いた実質一般小売販売量は、10月のマイナス0.2%から一転して前月比0.6%増加を記録している。

また昨年11月の一般小売販売量は、前年同月比マイナス4.2%で4か月連続でマイナスを記録、昨年1月から11月迄の累計一般小売販売量は前年同期比1.9%増加、過去12か月間の累計一般小売販売量は、1.9%増加と10月の2.6%増加から減速している。

自動車や建材部門を含む昨年11月の広範囲小売販売は、前月比0.5%増加に転じたが、昨年8月はマイナス3.1%、9月マイナス0.9%、10月はマイナス0.8%と3ヶ月連続でマイナスを記録していた経緯があった。

昨年11月の広範囲小売販売の前年同月比はマイナス2.9%、昨年1月から11月迄の累積広範囲小売販売は前年同期比5.3%増加、昨年11月の過去12か月間の累積広範囲小売販売は、5.1%増加を記録している。

昨年11月のセクター別一般小売販売では、調査対象の8セクターのうち5セクターでマイナスを記録、家具・家電セクターはマイナス2.3%、繊維、衣類・履物セクターはマイナス1.9%、燃料・潤滑油セクターはマイナス1.4%、書籍・雑誌・印刷物・製本セクターはマイナス1.4%、事務用品・情報通信機器セクターはマイナス0.1%を記録していた。

一方ハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターは0.9%増加、医薬品・香水・化粧品・医療機器セクターは1.2%増加、日用雑貨・装身具類セクターは2.2%増加を記録している。

昨年11月のセクター別広範囲小売販売では、二輪・四輪・部品セクターは前月比0.7%増加、昨年1月から11月の累積では16.6%増加、過去12か月間の累積では15.1%増加を記録。また前期同様建材セクターは0.8%増加、5.6%増加、6.6%増加を記録している。

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