今年の機械・装置メーカーの投資総額は155億レアル予想(2022年1月27日付けヴァロール紙)

2022年の機械・装置業界は、生産性向上のための機械設備の近代化を中心に154億5,000万レアルの投資予定、売上総額を前年比6.0%引上げるとブラジル機械装置工業会(Abimaq)のJosé Velloso会長は説明している。

2021年の機械・装置業界の投資総額は、Covid-19パンデミックの影響で落ち込んでいた前年比68.0%大幅増加の145億2,000万レアルを記録していた。

今年の機械・装置業界の投資総額154億5,000万レアルの38.2%は、業界の生産性エフィシエンシー向上のための最先端テクノロジーの導入に充てられるとJosé Velloso会長は説明している。

今年の業界の純売上総額は前年比6.0%増加を予想、2021年の輸出などを含む売上総額は、前年比21.6%増加の2,224億4,000万レアル、名目売上(消費)は、前年比14.8%増加の3,089億1,000万レアル、国内純売上は、25.3%増加の1,680億8,000万レアルを記録していた。

昨年の機械・装置業界の売上は過去最高を更新したが、今年はインフラ整備部門並びに建設業部門が牽引して、大幅な伸び率が見込まれている。機械・装置生産は前年比4.5%増加、輸出は15.6%の大幅増加とブラジル機械装置工業会(Abimaq)では楽観的な見方をしている。

昨年の機械メーカーの受注残は、営業日数換算で10.8週に相当、前年比21.3%増加を記録していた。また機械メーカーの設備稼働率は79.2%に達していた。

昨年の機械・装置業界の輸出総額は、前年比34.2%増加の93億⒎000万ドルに対して、輸入総額は、23.4%増加の211億6,000万ドルと依然として100億ドルを上回る貿易赤字を計上している。

昨年の機械・装置業界の従業員総数は、前年よりも4万2,000人増加の36万⒎500人を雇用、今年の業界の従業員総数は、前年比5.0%増加が予想されている。

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