2021年のクレジット部門は16.5%拡大(2022年1月28日付けエスタード紙)

2021年の商業銀行のクレジット部門は前年比16.5%の大幅増加の6,640億レアルを記録、前年比の伸び率としては、統計を取り始めた1991年以降では最高の伸び率を記録している。

ブラジル中央銀行の発表によると、2021年の商業銀行のクレジット残高は4兆6,840億レアルに達し、クレジット残高は過去10年間では最高の伸び率を記録している。

2020年末の商業銀行のクレジット残高は4兆200億レアルに対して、2021年の1年間でクレジット残高は6,640億レアルの過去最高の増加率を記録している。

昨年の個人向けクレジット部門伸び率は前年比11.2%増加、法人向けクレジット部門伸び率は、11.1%と二桁台の伸び率を記録したが、2020年の法人向けクレジットは、Covid-19対応策の適応で21.8%増加を記録していた経緯があった。

商業銀行は自由にクレジット策を選択できる自由クレジットは、20.7%増加した一方で、BNDES銀行やrural銀行などの低金利で融資先が限定されている限定クレジット残高は、10.8%増加に留まった。

中銀によると、昨年の新規コンセッション向けクレジットは、前年の5.3%増加に対して19.0%増加、そのうち法人向けクレジットは、前年の10.9%増加から15.1%増加を記録、個人向けは0.6%から一挙に22.6%増加を記録している。

2021年12月のクレジット部門の延滞率は、前年同月比0.2%増加の2.3%、そのうち個人向けクレジットの延滞率は、前年同月比2.8%から3.0%に増加、法人向けクレジットは1.2%から1.3%に増加している。

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