米国証券取引委員会(SEC)の発表によると、ペトロブラス石油公社の2021年末の原油埋蔵量は、前年比12.0%増加の98億8,000万バレル(BOE) に達し、過去3年間連続での前年割れから一転して二桁台の増加に転じている。
昨年末のペトロブラスの原油埋蔵量98億8,000万バレル(BOE) には、原油、ガス田から液体分として採取される原油の一種で、地下では気体状で存在しているが、地上で採取する際に凝縮するコンデンセート油並びに天然ガスが含まれている。
ペトロブラスの昨年末の原油埋蔵量98億8,000万バレル(BOE) の85%は、原油並びにするコンデンセート油、15%は天然ガスの埋蔵量となっている。
昨年の原油埋蔵量の増加は、特にサントス盆地の岩塩層下プレソルトのブジオス鉱区の原油並びに天然ガス開発の技術の向上を反映している。
またペトロブラス石油公社は、原油埋蔵量の拡大の一環として、サントス海盆のブジオス鉱区以外の原油採掘量の拡大に対する新たな投資の必要性についても指摘している。