2021の港湾取扱量は前年比4.8%増加(2022年2月3日付けヴァロール紙)

2021年のブラジル国内の港湾ターミナルの取扱量は、新海上輸送プログラム(BR do Mar)発令が後押しで前年比4.8%増加の12億1,000万トンを記録したとインフラ省国家水上輸送庁(Antaq)のEduardo Nery専務は説明している。

2020年のブラジルの港湾取扱量は、前年比2.4%増加の12億3,900万トン、2025年は13億6,000万トン、2026年は14億200万トンに増加するとインフラ省国家水上輸送庁(Antaq)は予想している。

昨年のブラジルの港湾取扱量の部門別比較では、コンテナ部門は前年比11.3%増加の6,010万トンを記録、コンテナ部門の取扱量は全体の11.0%を占めている。昨年の穀物類取扱量は、前年比1.8%増加の7億360万トンを記録、ブラジルの港湾取扱量の全体の58.0%を占めている。

しかし昨年のトウモロコシは、2020年~2021年にかけての長雨の天候異変による減産が影響して、港湾取扱量は前年比35.6%減少の3,110万トンに留まった。また昨年下半期の鉄鉱石の港湾取扱量は、前年同期比2.6%減少したにも関わらず、昨年1年間の港湾取扱量は、前年比4.0%増加を記録している。

植物油などの液体穀物類の取扱量は8.0%増加の3億1,370万トン、鉄鉱石は4.0%増加の3億⒎040万トンを記録。原油の取扱量は前年比5.1%増加、石油派生品は11.5%増加、肥料は16.2%増加、石炭は37.4%増加している。

一方昨年の港湾取扱量が前年比で減少を記録したのは、粗糖はマイナス8.1%、ボーキサイトはマイナス3.3%、トウモロコシはマイナス35.6%を記録している。

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