2021年の段ボール箱派生品は前年比4.3%増加の408万トン(2022年2月3日付けヴァロール紙)

ブラジル包装紙協会(Empapel)の月間統計速報によると、2021年の経済動向のバロメーターの段ボール箱派生品出荷量は、前年比4.3%増加の408万トンを記録している。

しかし2021年第4四半期の段ボール箱派生品出荷量は、インフレ指数や金利上昇による国内経済の先行き不透明感などの要因で、前年同四半期比マイナス5.3%を記録している。

昨年12月のブラジル段ボール箱指数(IBPO) は、前年同月比4.3%減少の139.3ポイントまで減少、12月としては、2018年同月以降で初めて減少を記録している。

昨年12月の段ボール箱やアクセサリーなどの派生品出荷量は、31万2,800トンを記録し、過去2年間連続で月間30万トンを上回っているとブラジル包装紙協会(Empapel)は指摘している。

季節的な影響のないデータを考慮すると、昨年7月~11月迄5か月連続で減少後、昨年12月の段ボール箱派生品の出荷量は、前月比1.6%増加の31万2,800トンに達し、2021年9月以来の最高値を記録している。また昨年12月の1日平均の出荷量は1万2,777トンであった。

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